キウイの主な病害虫対策

キウイは、サルナシ科に属し、蔓性、葉は円形で厚く、6月ごろに開花し収穫期は10月~11月です。

形がキウイという鳥に似ていることからこの名前が付けられました。

果実はビタミンCや食物繊維も豊富ですが、発芽直前の3月から4月ごろの「かいよう病」の発生に注意が必要です。

注意して見ると、芽の周辺などに樹液が出て枯れていたら、この病気です。

開花期には花腐細菌病、灰色カビ病、ウイルス病、白紋羽病、炭疽病などが、花や蕾に発生し、落花してしまいます。
開花中はできるだけ雨に当たらないようにして、発病を防ぎます。

その他に、クワシロカイガラムシ、カンザワハダニ、マメコガネという虫がつきますので、毎日チェックして見つけたら、手で取るのが一番良いでしょう。
家庭の鑑賞樹の場合でしたら、市販の根から吸わせるタイプの殺虫剤を使います。

又、キウイの生育期間を通してカイガラムシやカメムシが発生しやすく、袋かけや捕殺をして防除しましょう。

カメムシの害/果実にこぶや亀裂ができます。

コウモリガの害/枝の分岐部から内部に入って食害され樹勢が悪くなります。

カイガラムシの害/寄生し植物から汁を吸うため 被害を受けると生育が阻害されるか枯れます。

対処方法として、枝の切り口に殺菌剤トップジンMペーストを塗布し、癒合を促します。
薬剤は、スミチオン乳剤、オルトラン水和剤、マラソン乳剤などを散布します。