キウイは開花すると、30日～50日で、成熟実の80％の大きさになる果実になります。
ですから、摘果より早いつぼみの時期に早めに摘蕾を行います。
この摘蕾を行う事で、残った果実に栄養が十分いきわたりキウイの果実を大きく育てることができます。

つぼみははさみを使わなくても、指先で簡単に摘み取ることができます。

摘蕾の仕方は、まず発育不良の小さな果実、形の悪いもの、病害虫に侵されたものをまず取り除きます。
1個所に2～3個のつぼみがついている場合は、中心だけを残します。

目安としては、果実は1新梢に2～6個着けますので、長果枝（60cm以上）には3～4個、短果枝（30～20cm）には1～2個を残します。
最終的に1つの新梢に2～3個になるように摘果します。
つる先がからみ合いを防ぐ為に、新梢は一番先の果実から12～15節を残して摘心します。 摘芯した節から再び伸びた枝も摘芯します。

この作業はとても大切で、樹勢が勢いがよくなり、よい果実を作るためには欠かせない作業です。

本来キウイは、家庭でも育てやすい木ですので、ポイントを知っておくと、初めての方でも大きな実を作ることができますよ。